韓国版AION2のコミュニティで、BOT・RMT業者(現地の通称「作業場(仮訳)」)と、ゲーム内通貨ギーナの相場下落をめぐる論争が過熱しています。8月5日から7日にかけて、Inven自由掲示板では業者問題とギーナの価値に関するスレッドが連日多数立ち、推薦数の上位を占める状態が続いています。NCもほぼ毎日、利用制限(BAN)の告知を出しており、8月6日の告知では1日で5,000件を超えるアカウントが制裁されています。
話題の発端
議論の起点になったのは、8月6日未明に投稿された「これを見てもゲーム内に問題がないと思うのか」と題する告発スレッド(推薦38)です。投稿者は、1台のPCと複数のスマートフォンを併用して多数のアカウントを同時運用する事例を挙げ、モバイル版の仕様が実質的な放置狩りのように使われているとの主張とあわせて、運営の対応を批判しました。
前後して「作業場になぜ寛大なのか」「業者のせいでギーナの価値が崩れた」といったスレッドが相次ぎ、8月6日夜の「AION2が韓国市場で成功しにくい理由」(推薦30)のような、運営全般への不満に広がる議論も推薦を集めています。
公式の対応
NCは「運営政策違反および臨時保護アカウントに対する利用制限案内」と題した制裁告知を、7月末からほぼ毎日掲載しています(7月28日の第255回から8月6日の第264回まで連番で確認できます)。8月6日付の第264回告知では、5,247アカウントを制裁したとしています。対象となる行為には次が挙げられています。
- マクロの使用を含む反復的・組織的な異常プレイ
- 作業場(業者)および不正プログラムの利用
- 利用制限基準の意図的な回避
- ゲーム内経済に影響を与える異常な利用パターン
韓国プレイヤーの反応
反応は一枚岩ではありません。「業者を放置すればギーナ獲得プレイの価値が崩れ、ゲームが遊びではなく労働になる」と危機感を示す声がある一方、「相場が下がれば装備をそろえやすくなる」と下落をむしろ歓迎する声や、業者の摘発より仕様側の対策(多重アカウントの制限強化など)を求める声もあり、掲示板では立場の違うユーザー同士の応酬が続いています。
日本プレイヤー向けの補足
グローバル版では、取引所の利用がメンバーシップ加入者に限定される設計で、業者の参入障壁になるとNCは説明してきました。加えて直近では、キューナ→ギーナ交換に上限を設けるという未確認情報も海外で話題になっています(詳細はこちらの記事を参照)。韓国版で顕在化したBOT・業者と通貨相場の問題は、グローバル版の経済設計がどこまで機能するかを見る先行事例といえます。
なお、韓国版では7月にも時空の亀裂・アビスのアビュージング制裁がありましたが、今回の制裁対象はマクロ・業者・不正プログラムで、性質が異なります。
まとめ
掲示板の議論はユーザーの主張であり、ギーナ相場の実勢や業者の実態を示す公式データはありません。一方で、NCが連日数千件規模の制裁を公表していること自体は事実で、運営側もこの問題を認識して対処を続けているとみられます。グローバル版のリリースを控え、続報があればお伝えします。