韓国版AION2の現在のクラス評価を、PvE(ダンジョン・レイド)/アビス(多人数の陣営戦)/アリーナ(1対1のレーティング戦)の3つの視点で整理します。同じクラスでもコンテンツによって評価が正反対になるのが、現在のAION2の特徴です。
ティアリスト早見表(2026-08-10更新・韓国版)
| クラス | PvE | アビス | アリーナ | ひとことで |
|---|---|---|---|---|
| グラディエーター | A | S | S | 対人の不動の1強。PvEでも他クラスから「万能すぎる」と名指し |
| チャンター | A | A | S | 1対1最強論争の的。一方PvEでは編成から外される報告が増加 |
| クレリック | S | B | D | パーティのヒーラー枠は事実上固定。1対1は決定力皆無で最下位 |
| アサシン | A | A | C | 実測火力は首位級。対人評価は7月から一転して下降 |
| テンプラー | A | A | B | 唯一の専業タンク。1対1は「強い」「無理」で最も評価が割れる |
| レンジャー | B | A | A | 8月に対人「詐欺」論が浮上。PvEは高戦闘力帯で頭打ちの不満 |
| スピリットマスター | B | S | A | 他クラスからは強者、自クラス板は離脱ムードという最大のねじれ |
| ソーサラー | C | C | C | 低戦闘力帯は強く高戦闘力帯で沈む。対人は全モードで下位 |
| 拳星 | C(暫定) | — | — | 実測は中位に定着も野良では敬遠。対人は言及自体が少ない |
「—」は対人の議論でほとんど言及がなく、当サイトで評価を作れなかったものです。
この表は、統計サイトの実測値・Invenの各クラス掲示板とPvP掲示板の議論・パーティ編成での需要をもとにした当サイトの整理です。韓国コミュニティに合意されたティア表は存在せず、バランスも毎週のように動くため「現時点の定点観測」としてご覧ください。グローバル版(2026年10月5日開始)については、NC幹部がインタビューでバランス調整を地域別に行う方針を明らかにしており、この表がそのまま適用されるとは限りません。
実測DPSランキング(戦闘力60万以上・2026年8月10日時点)
韓国の統計サイト「アイオンケル」に投稿された戦闘ログのうち、戦闘力60万以上のログに絞った集計です(全体で376万件)。戦闘力の差がそのまま数字に出てしまうため、条件をそろえて見ています。
| クラス | 中央値 | 最大値(上限) | 標本数 |
|---|---|---|---|
| アサシン | 約105.7万 | 約221.1万 | 41.2万件 |
| ソーサラー | 約102.8万 | 約193.7万 | 38.9万件 |
| レンジャー | 約99.1万 | 約201.2万 | 75.8万件 |
| スピリットマスター | 約98.8万 | 約158.2万 | 12.8万件 |
| グラディエーター | 約94.7万 | 約209.7万 | 54.1万件 |
| テンプラー | 約78.9万 | 約180.7万 | 41.8万件 |
| 拳星 | 約78.4万 | 約155.6万 | 8.3万件 |
| チャンター | 約71.3万 | 約175.0万 | 42.4万件 |
| クレリック | 約60.8万 | 約169.5万 | 61.4万件 |
- アサシンの首位は本物: 中央値・最大値ともに全クラス1位で、条件をそろえても純粋火力のトップは動きません
- 「上限が低い」という声は数字にも出ている: スピリットマスターは中央値こそ4位ですが、最大値は9クラス中8位まで落ちます。同クラスの掲示板で語られている「下限は高いが上限が低い」という体感は、統計とも一致しています。逆にグラディエーターは中央値5位・最大値2位で、上振れの大きさが数字に表れています
- サポート職の位置づけ: チャンターとクレリックは中央値では下位ですが、最大値では中位クラスに届いています。火力を出せないクラスというより、火力を出す役割を与えられていないクラスと見るのが実態に近いでしょう
▶ この数字が毎週動く理由と、比較するときに何をそろえる必要があるかは韓国の実測DPS統計の見方で解説しています
▶ 8月のクラス序列を動かしている能力値は前方被害増幅(전피증)とはへ
クラス別の評価(PvE/アビス/アリーナ)
グラディエーター — PvE: A / アビス: S / アリーナ: S
PvE: 他クラスからの評価と自己評価が真っ二つに割れています。他クラスの掲示板では「専業アタッカー並みの火力にタンク性能とシナジーまで備えた万能クラス」と名指しされ、区間ランキングの上位常連でもあります。
一方グラディエーター掲示板では「本物のアタッカーがいる火力構成では勝てない」「カカシの測定値で判断するな」という反論が主流です。7月の連続調整で十数項目の下方修正を受けたという整理スレッドも立っており、当事者の体感は「弱体化の積み重ね」です。
アビス: 「フルバフで畳みかける単発勝負」に最も強く、最上位格の評価が続いています。
アリーナ: PvP掲示板では「リリース以来ただの一度も上位3位から落ちたことがない唯一のクラス」と評され、不動の1強という見方が定着しています。7月のランキング指標スレでは「上位100人中36人がグラディエーター」という集計も出ました。弱点として挙げられるのは、クリティカル抵抗を積んだアサシンにバフを剥がされる展開くらいです。
▶ クラスの基本性能・立ち回りはグラディエーター徹底解説へ
チャンター — PvE: A / アビス: A / アリーナ: S
PvE: 7月の「0Tier(全クラス最上位)」評価から後退しています。8月のチャンター掲示板では、パーティ参加を断られた・強制退出されたという報告が連日投稿されており、「アタッカーでもヒーラーでもない中途半端な位置」「5人パーティではクレリックがヒーラー枠で固定なので、中途半端なサポートより純アタッカーを1枚増やすほうが有利」という主張が推薦を集めました。
これに対し「快適さと周回時間が変わる」「従来の定番編成は今も有効」という反論もあり、座席を巡る議論が割れているのが現状です。シナジー価値そのものは失われていませんが、「どの構成にも必ず入る」とは言えなくなりました。
アビス: 主力スキルの威力と維持力の高さから最上位に挙げるティア表がある一方、「実際に通るダメージはグラディエーターに劣る」という慎重な見方もあります。
アリーナ: 7月末以降の上げ潮が続き、ランキング1位・2位を独占したという報告や、上位圏がチャンターとグラディエーターでほぼ占められているという指摘が出ています。「瞬間火力・維持力・タンク性能を全部持っていて対処法がない」という評が代表的です。当事者側からの反論もありましたが、コメント欄では否定的な意見が多数でした。
▶ クラスの基本性能・立ち回りはチャンター徹底解説へ
クレリック — PvE: S / アビス: B / アリーナ: D
PvE: パーティのヒーラー枠は事実上クレリック固定で、編成需要では最上位という評価が安定しています。他クラスのティア表でも「パーティにおける実質1ティアはクレリック」と書かれています。ただし人口が増えて枠が足りず、募集に応募しても通らないという不満も出ています。個人火力については、7月末の主力スキル下方修正を受けて「順位は最下位でもいいが格差は縮めてほしい」という議論が続いています。
アビス: 集団戦の一員としては欠かせない一方、単独・小規模戦では存在感が薄いという二極評価です。「クレリック不在のパーティはアビスポイントの自販機」という擁護論もありますが、掲示板内では少数意見でした。
アリーナ: 最下位というのがほぼ一致した見方です。決め手になるCC(行動妨害)技を1つも持たないため相手を仕留めきれず、上位ランキングに1人も入っていないという指摘が複数あります。クレリック掲示板にも「1対1をやろうとしている人へ:やめておけ」という趣旨のスレッドが立ち、賛同のコメントが並びました。生存力だけは全クラス最高で、「倒されないが倒せない」泥仕合になるという評価です。
▶ クラスの基本性能・立ち回りはクレリック徹底解説へ
アサシン — PvE: A / アビス: A / アリーナ: C
PvE: 実測DPSは高戦闘力帯で首位を維持しており、他クラスからは今も「強すぎる」と言われます。ただしアサシン掲示板の受け止めは正反対で、敵の前方から与えるダメージを増やす前方被害増幅が主流になったことで「唯一の差別化点だった背面火力の優位が薄れた」という投稿が並びます。
加えて、シナジー職の風バフ待ち・タンクが敵の向きを固定してくれる前提・背面維持といった条件の重さが繰り返し語られており、中戦闘力帯ではパーティを断られる比率が上がったという報告もあります。
アビス: 8月上旬の評価では「遭遇したら壁そのもの」と最上位に挙げるスレッドがある一方、アサシン掲示板では「1ターンで倒しきれなければ確定CCで即死する」「状態異常抵抗のインフレでCCが入らない」と苦境を訴える投稿が続いており、評価が割れています。
アリーナ: 7月から8月にかけて評価が逆転しました。7月のランキング指標では上位200人の常連に挙げられていましたが、8月は「最高得点基準で下から2番目」という集計コメントや、「状態異常抵抗が低くCCが半分入らない」「瞬間火力もチャンターに劣る」という分析スレッドが中心になっています。有名配信者がPvP下位クラスとして挙げているという指摘も複数見られました。
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テンプラー — PvE: A / アビス: A / アリーナ: B
PvE: 唯一の専業タンクとして需要は不変です。7/29の調整で個人火力が上がった一方、味方への支援効果が削られたため、掲示板では「上がった火力はアタッカー水準ではないのに、シナジーだけ半分にされた」として支援効果の一部復元を求める改善案が繰り返し投稿されています(同一フォーマットの改善要求が7次・8次と連投され、推薦を集めています)。8月には主力スキルの追撃にダメージ上限が存在するという検証も話題になりました。
アビス: 対多数では防御スキルの価値が上がっており、耐えながら戦う型が共有されています。一方でソロは「対人被害増加を仕上げていないと厳しい」という空気です。
アリーナ: 最も評価が割れるクラスです。高スペックの投稿者が「ブロック特化ならグラディエーター戦も難しくない」と相性表を公開して議論になった一方、「上位100人にテンプラーは3人しかいない。統計で証明してから言え」という反論が強く出ました。落としどころは「装備を仕上げた一部の層はグラディエーターとも戦えるが、その手前では手も足も出ない」という整理です。
▶ クラスの基本性能・立ち回りはテンプラー徹底解説へ
レンジャー — PvE: B / アビス: A / アリーナ: A
PvE: 「高戦闘力帯で頭打ちになる」という不満が中心です。装備を強化してもDPSが伸びないという証言が上位層から複数出ており、パッシブの係数設計そのものへの批判も出ています。7/29の上方修正については「効果は全体火力の0.1%未満で、素通りされるよりも侮辱的」という試算スレッドが立ちました。
パーティ需要では「代替が利く枠」と見られています。一方、8月に入って前方被害増幅を積んだ構成での好成績報告も出ており、中戦闘力帯では強いという見方もあります。
アビス: 自クラス掲示板は「生存手段が機能せず、行動妨害を一度受けたら終わり」と不満が中心ですが、他クラスからは「最近のレンジャーはアビスで強すぎる」という声も出ており、評価は割れています。
アリーナ: 8月最大の争点のひとつです。「チャンター・グラディエーター・アサシンよりレンジャーのほうが強い」という趣旨のスレッドが推薦を集め、根拠として状態異常抵抗の高さと通常攻撃の速さが挙げられました。当のレンジャー掲示板では「装備を仕上げていない相手にしか強くない」と否定的で、ここでも自己評価と他己評価が逆転しています。
▶ クラスの基本性能・立ち回りはレンジャー徹底解説へ
スピリットマスター — PvE: B / アビス: S / アリーナ: A
PvE: 「下限は高いが上限が低い」というのが掲示板の到達点です。日次の中央値では上位に出ることがありますが、高戦闘力帯の最高値では9クラス中最下位という数字が示されており、「同じ戦闘力のグラディエーターに大きく離される」という嘆きが投稿されています。原因としてペットの攻撃速度が本体の戦闘速度に比例しない点、主力火力が長い再使用時間に縛られる点が挙げられています。掲示板の空気は明確に離脱ムードです。
アビス: 一方、他クラスから見た評価は高く、複数のティア表で最上位に置かれています。「解除手段のないCC地獄」という評が代表的です。当事者側は「アビスに残っているスピリットマスターは上位層だけなので強く見える」と説明しており、平均像と上位像のギャップがこのクラスの特徴です。
アリーナ: 上位に挙げるスレッドが複数ある一方、自クラス掲示板の対戦記録では「近接クラスには勝てず、遠距離相手なら互角以上」と整理されています。7月の生存スキル下方修正が響いているという見方です。
▶ クラスの基本性能・立ち回りはスピリットマスター徹底解説へ
ソーサラー — PvE: C / アビス: C / アリーナ: C
PvE: 「低戦闘力帯では上位、高戦闘力帯で沈む」という構造が問題視されています。掲示板の集計では、戦闘力50万未満では1〜2位なのに85万以上では4位で固定されるとされ、設置型スキルが外れると火力が落ちる点、ボスが動き回るコンテンツで弱い点が繰り返し挙げられています。「4か月連続で調整から素通りされている」という受け止めが強く、8月上旬には引退を示唆するスレッドが推薦上位に入りました。
アビス: 「同じランクポイントでも他クラスなら200位圏なのに、ソーサラーでは上位職位になれてしまう=競争相手が消えた」という指摘が複数サーバーから出ています。乱戦では優位、少数戦では劣位という整理です。
アリーナ: 下位という評価がほぼ一致しています。「1対1では打つ手がない」という当事者の声がある一方、「上手いソーサラーは災害級」という評もあり、上限は高いが平均は低いという見方が有力です。
▶ クラスの基本性能・立ち回りはソーサラー徹底解説へ
拳星 — PvE: C(暫定) / 対人: 評価確立前
7月1日実装の新クラスで、毎週のように仕様の見直しが続いています。実測は中位に定着した一方、「野良の拳星は宝くじ」と評され、下振れの大きさとヒーラーの負担からパーティ募集で敬遠されるという声が続いています。上振れは高難度コンテンツの区間ランキング上位を取る水準です。対人では、アリーナ・アビスとも「見かけない」という言及があるほどで、メタ上の位置づけが定まっていません。
▶ クラスの基本性能・立ち回りは拳星解説へ
今回の取材で見えた構図
1. 自クラス評価と他クラス評価は、ほぼ必ず逆転する。グラディエーター、レンジャー、スピリットマスターはいずれも「他クラスからは強すぎると言われ、自クラス掲示板では弱いと嘆いている」状態でした。ティア表を読むときは、書き手がどのクラスの視点かを確認する必要があります。
2. PvEと対人で評価が正反対になるクラスがある。最も極端なのがチャンターで、アリーナでは最強論争の的でありながら、PvEではパーティから外される報告が増えています。運営が対人を基準に下方修正すればPvEでの居場所がさらに狭まる、という難しい構図です。
まとめ
4週連続の調整を経た韓国版は、PvEでは編成価値が支配的(ヒーラー枠のクレリックが最上位、実測最下位のチャンターが上位)、対人ではグラディエーターが不動の1強、アリーナではチャンターが急上昇、クレリックとアサシンが下位という構図です。7月から大きく動いたのは、チャンター(PvE後退・アリーナ最上位化)、アサシン(対人評価の下降)、スピリットマスター(アビス最上位の一方でPvEは離脱ムード)の3クラスです。
クラス選びでこの表を使う場合は、PvE・アビス・アリーナのどれを主軸にするかで見る列を変えてください。グローバル版は地域別に調整される方針のため、この表がそのまま日本に持ち込まれるとは限りません。当サイトはこのページを定点観測のハブとして更新し続けます。
更新履歴
- 2026年8月19日: 8/12クラス調整の効果検証(実測DPSの前後比較)を実施したが、8/12実装の新遠征・新超越へ上位プレイヤーが移動した影響で測定対象ボスの標本が大きく変化し、今回は全クラス判定保留とした(判定方法は統計の見方)。参考値の水準指数に大きな変動は見えない。8月26日に2週間分のデータで追試予定
- 2026年8月10日: Invenの全クラス掲示板とPvP掲示板を再取材し、9クラスすべての評価を最新化。アリーナ(1対1)のクレリック・アサシン評価を新たに追加
- 2026年8月5日: 対人評価をアビスとアリーナの2つに分割
- 2026年7月21日: 公開
7月の調整内容そのものは7/15クラス調整まとめと7/29アップデート記事で扱っています。
