韓国版AION2で2026年9月9日(水)、定期メンテナンス(4:30〜10:00)後のアップデートが実施されました。目玉は新しい聖域「悲嘆の雪原」(仮訳)で、易しい・普通・難しいの3難易度があり、最終ボスは「デルトラス」(仮訳)です。
あわせて新しい装備スロット「印章」(仮訳)が増え、継承製作の条件変更、先週始まったばかりの「時空の亀裂 争奪戦」の改編、アビス装備のセット効果の組み替えなど、装備とシステムまわりの変更が多い回になりました。クラスのスキル数値には手が入っていません。グローバル版での実装時期は発表されていません。
新聖域「悲嘆の雪原」
既存の「ムスペルの聖杯」と同じ聖域カテゴリーのダンジョンで、難易度は「易しい」「普通」「難しい」の3段階に分かれています。なお聖域全般の変更として、ボス部屋に入るとき、開始地点にボス部屋の前まで移動できるポータルが生成されるようになりました。
前日の9月8日に配信されたアップデートプレビュー放送を報じた韓国メディアInvenによると、開発側は新聖域を操作(フィジカル)ベースのレイドと位置づけ、ボスのパターンを読んで即座に対応することが重要だと説明しました。全員が寸分たがわず動きを合わせることを強いる、いわゆる「サイバー遊撃」の要素は、ユーザーの意見を受けて排したとしています。
同じ報道では、「難しい」難易度から最上位の武器・ガーダー「解放された白夜」(4ティア・仮訳)がドロップし、唯一等級の新アクセサリー「デルトラスの印章」(仮訳)は「易しい」難易度から入手できるとされています。ただし、この2点は公式アップデートノートには書かれておらず、放送で語られた内容です。
名誉の殿堂とファーストクリアイベント
「聖域 名誉の殿堂」(仮訳)という機能が加わりました。聖域の最終ボスについて、全サーバー統合でのファーストキルからサードキルまでを記録して表示するもので、対象は悲嘆の雪原の「難しい」難易度だけです。
記録されるのはキャラクター名・サーバー名・レギオン名・クラス・ダンジョン中に達成した最高戦闘力と最高アイテムレベル・フォースの順番・達成日・クリアまでの所要時間です。貢献度がないキャラクターは記録されず、あとでキャラクター名・サーバー名・レギオン名などが変わっても記録は変わりません。聖域の入場画面の左上のタブから見られます。
イベント「最初の聖杯を掲げよ: 悲嘆の雪原」(仮訳)も同時に始まりました。最初にクリアしたフォースには称号とペット「黄金のボイド」(仮訳)、2〜5番目には「銀のボイド」(仮訳)、6〜20番目には「銅のボイド」(仮訳)が配られます。ファーストクリアは最終ボス「デルトラス」の撃破時刻を基準に記録され、報酬はクリアの詳細データを確認してから支給すると案内されています。
新スロット「印章」と新装備
装備スロットに「印章」(仮訳)が追加されました。テンプラーのスキル「守護の印章」とは別物で、こちらは装備の部位の名前です。入手方法は製作か、悲嘆の雪原で手に入る装備変更権(仮訳)とギーナを使った物質変換の2通りです。
ドラコニック製作装備には「[真] 蒼龍王/滅龍王」(仮訳)の武器とガーダーが加わりました。製作図面のほかに、既存の「輝く蒼龍王/滅龍王」から継承製作する図面もあり、「解放された白夜」の武器・ガーダーを物質変換すると製作素材が得られます。
魂の結束の素材には「賢者の石: 真理」(刻印・仮訳)が加わり、「賢者の石: 権能」(刻印)10個から物質変換できます。アルカナなど成長素材の全体像はアルカナ入門で扱っています。
ドラコニック素材の入手先が組み替わった
遠征と聖域のオードエネルギーキューブから出るドラコニック装備素材「憤怒の思念/意志/自我/念願/昇華/信念/聖火」(仮訳)の入手先が、ダンジョン単位で再分配されました。
| 入手できる形 | ダンジョン |
|---|---|
| 刻印(帰属)素材のみ | クラオ洞窟、ドラウプニル、ウルググ峡谷、バクロンの空中島、炎の神殿、獰猛な角岩窟、死んだドラマタの巣、無の揺りかご(いずれも仮訳) |
| 全種を刻印と取引可能の両形態で | 幻影の回廊、青い息の島、堕落したディーヴァの城、浸食されたデウス研究基地 |
| 全種を刻印形態で | ムスペルの聖杯 |
今回名前が挙がったダンジョンのうち、取引所に出せる素材が手に入るのはこの4つだけになり、素材を売って稼いでいた人には影響のある変更です。
継承製作に強化段階の条件
継承の素材にする装備に、要求される強化段階の条件が付きました。条件を満たした装備しか継承素材に使えません。素材側を先に強化しておく必要があるので、継承の前に確かめることが一つ増えた形です。継承の仕組みは装備の強化と継承で解説しています。
継承のUIも改善され、素材の登録スロットが最初の段階から表示されるようになりました。確認ポップアップでは継承対象のアイテムを基準に結果を事前に確認でき、チェックボックスを選んでから継承を進める手順になります。
時空の亀裂 争奪戦の改編
9月2日に始まったばかりの争奪戦が、1週間で大きく手直しされました。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| グループごとの駐屯地 | 5個 | 4個 |
| 勝利条件(攻撃側) | 5個中3個占領 | 4個中3個占領 |
| 勝利条件(防衛側) | 過半数を防衛 | 3個以上を防衛 |
| 進行時間 | 25分 | 15分 |
| 飛行力の消耗 | 通常 | 参加中は50%減 |
貢献度の仕組みも変わり、同じキャラクターを短時間に繰り返し倒すと貢献度の獲得に制限がかかります。相手陣営のプレイヤー撃破を手伝ったときの貢献度も小幅に下がりました。
準備中と進行中はワールドマップに「争奪戦」タブが出て、全体の進行状況を確認できます。争奪戦の通知で占領戦のタイトル左のアイコンをクリックすると、その占領戦を中心にしたワールドマップに移動します。
アビスの変更
サーバーのリマッチングが行われ、アーティファクトとアビス回廊の占領状態が初期化されました。組み合わせの結果はCMアジトの告知で案内されるとしています。
アビス亀裂地帯(仮訳)ではボスの能力値が上方され、一部のボス8種はHPが一定以下になると25秒間無敵になります(最大2回)。フェーズ構成が変わってボスの総数は減り、そのぶん「亀裂の包み」(仮訳)の報酬が上方されました。シーズンミッションのアビス週間・シーズンにも亀裂地帯のミッションが加わっています。
アビス装備のセット効果を階級別に再設定
アビス装備に付いていたPvE関連のステータスが、装備の階級ごとに数値変更または削除されました。対象は「PvEアビスダメージ増幅」です(階級名はいずれも仮訳)。
| 装備 | 2セット | 5セット | 8セット | 12セット |
|---|---|---|---|---|
| 十部長 | 15% | 20% | なし | なし |
| 百部長 | 15% | 20% | 25% | なし |
| 千部長 | 20% | 25% | 30% | 35% |
| 軍団長 | 25% | 30% | 35% | 40% |
| 親衛隊長 | 30% | 35% | 40% | 45% |
8月26日のアップデートで12セット効果が20%から40%に上がった経緯がありますが、今回は階級ごとに数値と有効なセット数を組み替えたもので、単純な上げ下げではありません。十部長は8セット以降、百部長は12セットの効果がなくなり、上位の階級ほど高い数値になります。
クラスは数値調整なし(修正と演出追加のみ)
今回のクラス変更事項に数値の調整はなく、次の修正と演出追加だけです。
| クラス | スキル | 内容 |
|---|---|---|
| 共通 | 審判、岩撃砕 | 特定の状況でスキル連携時に発動が遅れる問題を修正 |
| アサシン | 幻影分身 | 4番特化の追加ダメージ効果が発動するときの打撃演出を追加 |
| スピリットマスター | 元素融合 | 無敵状態で元素融合が繰り返し使われる問題を修正 |
| スピリットマスター | 協力攻撃:破滅の攻勢 | 精霊の協力攻撃スキルが即時に発動するよう改善 |
| クレリック | 救援 | 5番特化の使用時、術者と最もHPが低いパーティメンバーにだけ無敵重複不可の効果が入る問題を修正 |
9月2日のノートで翌週分として予告されていたクラス変更は、9月3日・4日の臨時メンテナンスで前倒しされていました。公式はその理由を、新聖域の実装と同時に適用して混乱を招くのを避けるためと説明しており、今回クラスの数値に触れていないのはその流れどおりです。各クラスの評価はクラスTierまとめで追っています。
前日の放送で語られた今後の計画
Invenの報道によると、9月8日のプレビュー放送では今後のアップデート計画として次の項目が挙げられました。いずれも時期は示されていません。
- 魂刻印の自動調律システム
- 「炎の神殿」の新しい試練としてのリワーク
- 魔石・霊石・英雄調律石の供給先の拡大
- ペット理解度の難度緩和
- 魂結晶の供給先の拡大
- アルカナの緩和と改善
このほかクラスバランスは全方位で見直しを続けており、一部クラスが過度に優遇される現状を緩和して各クラスの特色が強化される予定だとInvenは報じています。「炎の神殿」はグローバル版の開始時に遠征として実装されるダンジョンなので、リワークの内容と時期によってはグローバル版にも関わります。
放送本編で語られたモーションキャンセルの抑制方針や聖域の週回数の変更、チャットで決まった項目は9/8放送まとめで扱っています。
その他の変更
「称賛システム」(仮訳)が加わりました。遠征・超越・試練・聖域で最終ボスを倒したあと、パーティメンバーを対象と理由を選んで称賛できる機能で、クリア1回につき1度だけです。称賛はキャラクターごとに累積し、キャラクター情報ウィンドウで確認できます。実績の「成長 – カスタム」にも関連項目が追加されました。
「ワールド標識」(仮訳)は、ワールド・遠征・超越・聖域・アビスなどの地面に置けるマーカーです。ミニマップ横のボタンか、キー設定で割り当てたショートカットから使います。
ストリーマーモードが[環境設定]>[その他]>[アカウント]に加わりました。アカウント情報の非公開と、自分のキャラクター名の非表示を別々に設定でき、後者を有効にすると名前が表示されるすべての場所で「@プレイヤー」に置き換わります。
スキルウィンドウでは、スキルプリセットごとにスキルレベルを別々に設定できるようになりました。この変更に伴い、2番・3番プリセットのスキルレベルは初期化されるので注意が必要です。HUD編集画面にはボスギミック用のゲージUIが追加されています。
衣装の「飾り付け」ではパターンの縦横サイズを別々に調整できるようになり、次元侵攻は入場アイコンを選んだときに報酬などの詳細を確認してから入場する流れに変わりました。メンバーシップは残り時間が30分以下になるとHUDとメニューの購読アイコンに残り時間が出ます。
修正事項では、商店からサーバー移転タブが削除されました。7月と8月26日に期間限定で販売された移転商品の枠が、いったん閉じた形です。印章スロットの追加に伴い、NPC商店販売とサーバー/キャラクター倉庫の簡易登録にある装身具の詳細設定が初期化されるので、更新後に設定を確認するよう案内されています。
イベントと新商品
「ディーヴァ・ルックチェンジウィーク」(仮訳)が9月9日から9月30日の定期メンテナンス前まで開催され、飾り付けの費用が200キューナから100キューナに半額になります。回数制限はありません。
新しいディーヴァパス「夜に咲いた花」(仮訳)は、基本が200万ギーナ、プレミアムが1,000キューナ(魂結晶30,000個付き)です。最高レベルは50で、経験値は出席で1,000、聖域クリアで700など、キャラクターごとに週15,000XPが上限です。販売は10月6日(火)5:00まで、ミッションと報酬の受け取りは10月7日(水)の定期メンテナンス前までです。
外形商品では「ネオレンジャースーツ」「ダークポリススーツ」(いずれも仮訳)の防具セットが各49,000ウォン、ペット「ピンキースピンスケートボード」と翼「キューティードローン」(いずれも仮訳)が各29,000ウォン、感情表現4種が各300キューナで、10月21日(水)の定期メンテナンス前まで販売されます。
まとめ
新聖域と印章スロットが加わり、装備の成長ルートがまた一段伸びた回です。継承素材に強化段階の条件が付いた点と、取引可能なドラコニック素材の入手先が絞られた点は、日々の育成と稼ぎ方に直接響きます。
一方でクラスの数値には触れず、放送では「全方位のクラスバランス調整」を予告するにとどまりました。本記事は韓国版の情報であり、NCはバランス調整を韓国・台湾版とグローバル版で別のチームが担当すると説明しているため、グローバル版では変更される場合があります。
【追記 2026年9月10日】韓国メディアInvenが伝えたNCの発表によると、悲嘆の雪原の入場に必要なアイテムレベルは最低5,800で、難易度によって最大6,200まで上がります。ボスの名は「嵐のレギオン団長デルトラス」(仮訳)と報じられています。称賛システムで選べる項目は「優れた実力」「頼れる守護者」「献身的な支援」「素晴らしいリーダーシップ」「親切なメンター」(いずれも仮訳)の5つです。
【追記 2026年9月10日】9月9日のアップデート後、公式は既知の不具合を告知しました。
ストリーマーモードで自分が設置したキスクのポップアップなど一部の場所でキャラクター名が「@プレイヤー」に置き換わらない、称賛のポップアップが表示中に死亡・復活すると閉じてしまう、試練ダンジョンのクリア後に称賛のポップアップが出ない、といった内容です。
さらに、モバイル環境で「デルトラスの輝く印章」(仮訳)の継承製作で素材側に選択機能が表示されない、シューゴフェスタと次元侵攻で得点板が自動で出ない、AION1操作モードでマウスカーソルが地図・クエスト・スキルスロットなどのUI上にあると悲嘆の雪原の「ロープ」が使えない、エルテネン地域に黄色い地形物が、地図上に移動できない「キベリスク」(仮訳)が表示される、という項目も挙がっています。
試練ダンジョンの件とキャラクターカスタマイズの筋肉の鮮明度は9月16日、称賛システムのその他の件は9月23日の定期メンテナンスで修正予定で、残りは日程未定です。印章の件は、素材に使わない「5突破デルトラスの印章」をアイテム詳細でロック設定する回避策が案内されています。エルテネンの地形物とキベリスクの件も9月16日に修正予定です(9月10日の告知改訂で追加)。
【追記 2026年9月16日】9月16日のアップデートで、エルテネン2部地域に見えていた円柱とキベリスク(仮訳)が非表示になり、予告どおり修正されました。
同じアップデートで、上の表のPvEアビスダメージ増幅のうち12セット効果だけが引き上げられました。千部長は35%→45%、軍団長は40%→50%、親衛隊長は45%→55%です。2・5・8セットの数値と、十部長・百部長に12セット効果がない点は変わりません。
9月16日のアップデート全体は9/16アップデートまとめで扱っています。
コメント