AION2のP2W論争、海外の論点を整理

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アーリーアクセス開始(9月30日)と正式サービス開始(10月5日)が近づくなか、Steamのコミュニティ討論板とRedditで「AION2は課金で強くなるゲームなのか」という議論が続いています。8月28日午前の時点で、討論板の直近の話題に課金モデルを扱うスレッドが4本入っています。

議論の多くは韓国版の課金要素を前提にしたもので、グローバル版の課金仕様がすべて公開されているわけではありません。この記事では、掲示板で何が言われているかと、公式のお知らせで確認できる事実を分けてまとめました。

話題の発端

Steamの討論板(General Discussion)は8月28日午前の時点で議題236件。

直近の書き込みがあった1ページ目には、次の4本が入っています。

  • 「Too much pay 2 win」(課金で強くなりすぎる・返信245件)
  • 「Pay To WIN! WEST REJECTS!」(ペイ・トゥ・ウィンだ、欧米は受け入れない・同45件)
  • 「Why all the P2W complaining in a mainly PvE game.」(PvE中心のゲームでなぜP2Wの不満ばかりなのか・同41件)
  • 「No PVP Gear In The Shop Or Markets」(ショップにも取引所にもPvP装備は並ばない・同38件)

最も返信の多いスレッドは6月に立てられたもので、8月末になっても書き込みが続いています。10月5日の確定発表(8月26日)の前後から、書き込みは再び増えています。

Redditでも週間の上位に「無課金でどこまで通用するのか」「PvEだけを遊んでいて置いていかれないか」といった質問が並んでいます。

海外プレイヤーの反応

懸念する側が挙げているのは、おおむね次の4点です。いずれも掲示板での主張であり、当サイトで裏取りしたものではありません。

  • 有料のメンバーシップに入らないと取引所で買い物ができない
  • 有償通貨キューナをゲーム内通貨ギーナに換えられるため、時間を金で買えてしまう
  • 有料の成長パスが複数ある
  • NCの過去のタイトルで似た説明を聞いた、という不信感

反論する側は、無課金でも上位の装備値に届いているという体験談や、PvP用の装備はショップにも取引所にも並ばないという点を挙げています。ファウンダーズパックに月額分が入っていなかったことへの不満と、その後の変更はメンバーシップ追加の記事にまとめています。

なおSteam掲示板のモデレーターは6月の時点で、欧米向けの課金仕様は未確定であり、韓国版の内容を確定事項として語らないよう注意を促していました。NC公式スタッフ名義の投稿は、この4スレッドでは確認できませんでした。

公式に確認できること

論争の中心にあるメンバーシップについては、8月19日の公式日本語お知らせで内容が公開されています。

項目 内容
商品名 クァイリン特級メンバーシップ
価格 30日で15ドル(円価格は未案内)
発売 2026年10月5日(月)22:00
主な効果 遠隔倉庫、取引所での購入、ワールド取引所での販売・購入、交換所の利用、個人取引(1日5回・双方が加入者であること)、会員専用商店「そよ風商会」、オードエネルギーの最大チャージ量増加、オードエネルギーキューブ2回注入(遠征・超越・聖域)
適用範囲 購入したサーバーの全キャラクター
購入条件 残りの特典期間が60日未満のとき。1サーバーにつき月3回まで

「取引所での購入」と「交換所の利用」が効果に含まれる点は、このお知らせで確認できます。掲示板の懸念のうち1点目と2点目は、少なくとも仕組みの存在としては公式の記載どおりです。商品の詳細はメンバーシップ解説で解説しています。

取引所・交換所の利用にメンバーシップが必要なことは、7月8日の「サービス方針および商品案内」でも明記されています。同じ方針には「すべての交換はプレイヤー間で行われ、ゲーム側が出品や購入を行うことはない」ことも書かれており、有償通貨とゲーム内通貨の交換はプレイヤー同士の取引が前提です(課金モデルの解説)。

一方で、装飾品(コスメティック)が戦闘上の優位を提供しないことは、同じサービス方針に明記されています。ガチャ形式を採らず必要なものを直接購入できる方式にするという説明は、公式生放送で語られたものです。いずれもディーヴァパス・ショップの解説で扱っています。

韓国版はサービス開始時に複数のメンバーシップが並立し、のちにクァイリン特級へ統合されました。討論板で挙がる金額や特典の一部は統合前の韓国版を指している場合があるため、そのまま日本の価格として読むと食い違います。経緯はメンバーシップ解説を参照してください。

日本のプレイヤー向けの補足

円価格は未案内で、正式サービス開始時に案内される予定です。8月上旬にRedditで話題になったキューナからギーナへの交換に1日の上限が付くという話は、クライアントの文字列を見たという報告にとどまり、公式発表はありません。報告された文字列もEU/NA向けの表記で、アジア圏に適用されるかは不明です(うわさの経緯)。

9月17日からの事前テスト「Launch Scale Test」では購入・決済機能と取引所が使えないため、課金要素を自分で確かめる機会にはならない点も押さえておきたいところです。

まとめ

海外で続いている議論は、韓国版の課金要素がそのままグローバル版に来るのかどうかへの不安が中心で、確定した仕様への評価とは分けて読む必要があります。公式に出ているのはメンバーシップの内容とサービス方針までで、パスやショップの品ぞろえは正式サービス開始まで全体像が見えません。

日本語での案内は、8月28日20時の「AION2 Navi」第3回など、公式の配信で追加される可能性があります。当サイトでも新しい発表があり次第この記事を更新します。

【追記 2026年9月6日】9月4日の公式配信で、グローバル版のシーズン1には英雄等級の装備を入れないと明言されました。装備の上限がそろうため、少なくともシーズン1では「課金で装備差が開く」という懸念の前提が変わります(配信の内容)。

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